女性は、介護関連の転職市場では重宝される傾向が強いようです。
その理由は明白です。
高齢者のおよそ半分程度は女性なので、必ず一定数は女性介護士が必要になるからです。
いくら歳を取っているからといっても、全員が女性としての恥じらいを忘れているわけではありません。
利用者の中には、同性にしか介護をしてもらいたくないという人がいて、そうした人のケアは女性にしか任せられないため、女性介護士の人気は高いのです。

しかし、男性介護士の需要がないわけではありません。
男性は、力仕事を任せられるという点で魅力があります。
介護施設の仕事といっても、時には大きな力が必要になるケースも多いのです。
高齢者の体を持ち上げるときにも男性は頼りになりますし、重い荷物を移動させる必要があるときにも活躍が期待できます。
資格を持っていることも重要ですが、語学力に秀でていたり、明るくコミュニケーション能力が高い人も重宝される傾向にあります。

最近はお年寄りの中にも、徐々に外国人が混ざり始めており、英語を主に使う人のケアも必要いなってきているからです。
どこに行っても通用する人の例としては、看護師資格を持っている人の存在が挙げられています。
介護系の資格では医療行為に該当する仕事はできませんが、看護師資格があれば多少の医療行為は行えます。
そのため、万が一のときに現場に看護師が一人でもいてくれると、利用者の命を守ることができると考えられているからでしょう。

高齢化社会を迎え、介護のスタイルも多様化しています。
そのため、今後はますます介護士にもバイタリティ溢れる人材が求められてくるでしょう。